洋光台 花粉症 アレルギー 日曜診療 奥田研爾

花粉症外来

花粉症とは

植物の花粉が、鼻や目の粘膜に触れることにより
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状を起こします。
日本の花粉症の約70%が「スギ花粉症」と言われるほどです。

くしゃみ、鼻水、鼻詰まりの「アレルギー性鼻炎」
目のかゆみ、充血の「アレルギー性結膜炎」が生じます。

花粉症の治療

抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬などの内服薬や、点眼薬や点鼻薬を併用します。
抗ヒスタミン薬の副作用に眠気がありますが、最近は眠くならない薬もあります。
初期治療を始める方が、症状の悪化を抑制するといわれています。
花粉症でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

花粉時期の対策について

花粉が多く飛散している日には外出を避ける、ゴーグルやマスクで防ぐといった対処も重要です。
また、シーズン中は酒量を控えるなどの体調管理にも気を付けましょう。

  • 花粉の飛散情報に注意する。
  • 飛散が多いときはできるだけ外出を控える。
  • 花粉が室内に入ってこないように、窓や戸はできるだけ閉める。
  • 外出時には、マスクやメガネをする。
  • 帰宅時は、衣服をよく払ってから家に入る。
  • 部屋の掃除をこまめに行い、空気清浄機を活用する。
  • バランスの良い食事を心がけ、よく眠る。
  • タバコを控える。

初期療法について

花粉が飛びはじめる時期は、毎年だいたい一定しているため
症状が出る前に、抗アレルギー薬を服用することでコントロールしやすくなります。
これを花粉症の「初期療法」いいます。

花粉症を主とするアレルギー疾患

アレルギーは日本人の石坂公成教授によりIgE抗体が抗原特異的に出現してきて起こることが判明され、それから種々ロイコトルエンや、様々な炎症性反応に引き続き、ヒスタミン等による細気管支等の筋肉の収縮が強い場合には喘息症状が出てくる。皮膚などでは蕁麻疹様の痒みが、出現する。目に於いては目のかゆみ或いは鼻腔内の分泌細胞より多くの鼻汁が産出され、鼻づまりや鼻水などが生じてきます。抗原の多くは最近ではスギが多くを占めており、その他ヒノキ、ハウスダスト、ダニ等が抗原として良く見つかります。(このアレルギーの場合抗原のテストを行い確定する事をお勧めします)一般的にはそのヒスタミンを抑制する抗ヒスタミン剤(アレグラ・アレロック・ゼスラン・セレスタミン等)を投与するのが通常の治療法である。勿論症状により他のステロイドが含まれた薬剤を追加投与等します。

スギアレルギーに対してはスギ抗原に対する舌下錠の減感作療法(スギアレルギーのワクチンとして日本では販売予定)が現在保険診療として考えられつつあるが、劇的な効果があるわけではないです。

IgE抗体は普通のIgG抗体等の1/1000以下しかない存在しない抗体ではあるが、この様にアレルギー症状出現には最も重要な抗体であります。一般的には好酸球やIgE抗体価を測定し、抗原を特定してからアレルギーの薬を処方します。処方の多くが目に対してはリボスチン、パタノール、重症の場合には0.1%フルメトロン等の点眼液を使用します。鼻水が多い場合にはアラミスト点鼻液などを当院では使用しています。先ずは抗原のテストを行い、抗原を調べてからそれに対する対処を考えるべきであります。例えば、ハウスダストに対するアレルギーの場合は周縁を変えたり、布団などを変えたりすべきなのに、スギに対する対処をしても意味はありません。

横浜市大名誉教授 奧田研爾院長

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院長・医学博士 奥田研爾

横浜市立大学元副学長・医学部長 米国ハーバード大学医学部 Assistant Professorとして勤務などを経て、2012年10月開業。

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